島根県津和野町後田の弥栄神社に伝わる国の重要無形文化財・鷺舞(さぎまい)神事の奉納(20、27日)を前に住民有志でつくる「弥栄神社の鷺舞保存会」が16日夜、町内で練習した。鷺役と呼ばれる舞方2人が歌とはやしに合わせて羽を広げ、本番に備えた。
五穀豊穣(ほうじょう)や疫病鎮護を祈る古典芸能神事。津和野城主の吉見正頼が1542年に疫病鎮護のため京都の八坂神社から山口へ伝わった舞を移入したのが始まりとされ、神幸祭、還幸祭に合わせて20日は町内11カ所、27日は9カ所で営まれる。
神社から約700メートル離れた弥栄神社御旅所(おたびしょ)で行われた練習はメンバー33人が参加。雌雄一対の鷺役2人が太鼓や笛、かね、鼓のはやしと歌に合わせて板でできた白い羽を広げ、ゆったりと舞った。
栗栖志匡(ゆきまさ)会長(66)は「ここ3年は雨天や新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小し奉納場所を限定せざるを得なかった。今年は4年ぶりに全て執り行う予定。マスク着用で密を避けて鑑賞してほしい」と話した。














