故郷・松江の町並みを見渡せる展望フロアで撮影に挑む石原慎也さん=松江市魚町、山陰合同銀行本社展望フロア
故郷・松江の町並みを見渡せる展望フロアで撮影に挑む石原慎也さん=松江市魚町、山陰合同銀行本社展望フロア

 2017年5月にリリースしたサウシードッグのファーストミニアルバム「カントリーロード」。「ふるさと」を連想させるアルバムのジャケットを彩るのは、石原慎也さん自身が撮影した故郷・松江の写真。撮影場所に選んだのは山陰合同銀行本店(松江市魚町)最上階(地上14階)にある展望フロア。地上約70メートルから、嵩山など山々の緑、宍道湖に注ぐ大橋川といった松江の風景を見渡せる。

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かつてアルバムのジャケット写真を撮影した場所で、思い出深い風景を静かに眺める石原さん

 アルバム名が決まった時、メンバーそれぞれがジャケット写真用に地元の風景を撮影し、持ち寄ることになった。「故郷を見渡せる場所で写真を撮りたい」と考えた石原さんは、松江の風景を一望できるこの展望台へ足を運ぶことに。撮影にはインスタントカメラを使ったためその場で仕上がりを確認できなかったものの、現像した写真を一目見て「妙に気に入った」と振り返る石原さん。インスタントカメラならではのどこか懐かしい風合いもアルバム名にマッチした。

地元の町並みの変化についてスタッフに話す石原さん

 石原さんにとって松江の風景の魅力とは何か?尋ねてみた。「水の都ならではの川や湖の美しさ、山々の緑、伊勢宮(松江市伊勢宮町。多くの飲食店が並びにぎわうエリア)やカラコロ工房(松江市殿町にある工芸館)周辺など、好きな場所はいっぱいある」と答える石原さん。その上で「ピンポイントでここが好きというよりは、土地が持つ生命力にパワーをもらえる。畑がいっぱいあるからかな。畑がたくさんあるということは土地が活発に動いている証拠。死んでいない、生きている土地だなあと思う。いるだけで元気がもらえる、パワースポットのような場所」。感性の豊かさと故郷への愛を感じさせる言葉を丁寧に紡いだ。

宍道湖を見渡せる西側の展望フロアから景色を眺める石原さん

 

撮影が終わり、山陰合同銀行に宛てたサインを書く石原さん

 山陰合同銀行本店展望フロアは土、日、祝のみ入場できる。4月~10月は午前10時~午後6時、11月~3月は午前9時半~午後5時半。入場無料。

 

 石原慎也(松江市出身) 今、若者を中心に人気急上昇中の3人組バンド「Saucy Dog(サウシ―ドッグ)」のギターボーカル。2021年8月にリリースされた石原慎也作詞・作曲の「シンデレラボーイ」は、ストリーミング総再生回数が1億6000万回を突破。2022年のカラオケ上半期ランキングで2位に入るなど、ブレイクのきっかけになった。楽曲に故郷・松江での思い出を込めることも多い。

 

 

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7月31日(日)付 第1弾:山陰合同銀行展望フロア

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