島根県と鳥取県が30日、それぞれ782人、694人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。29日確認分。両県で6件(島根2件、鳥取4件)のクラスター(感染者集団)が発生。島根県では感染者1人が死亡し、累計死者数は42人となった。
島根県の居住地別の内訳は出雲市180人、松江市177人、安来市70人、浜田市55人、雲南市49人、江津市48人、益田市25人、大田市19人、隠岐の島町10人、西ノ島町8人、吉賀町7人、津和野町、邑南町各6人、飯南町5人、美郷町、川本町各2人、奥出雲町、知夫村各1人、県外2人。ほかに調査中が108人、非公表が1人いる。
大田市立保育所が30日の関係者1人の感染確認を受け、8月1日から当面、一部休園とする。
新たなクラスター2件の個別の感染者数は県央保健所管内の高齢者施設、学校の部活動各5人。県内のクラスターは累計418件。
鳥取県の保健所管内別の内訳は米子313人、鳥取市277人、倉吉104人。クラスターの感染者数は米子市内の保育所13人、倉吉市内の県立厚生病院12人、米子市内の認定こども園12人、境港市内の事業所10人。県内のクラスターは累計260件となった。
感染確認を受け倉吉市東昭和町の県立厚生病院で、当該病棟の新規入院を停止した。
累計感染者数は、島根は県の1人取り下げがあり4万2088人。鳥取は2万7975人。30日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)が31・5%、鳥取(350床)は27・4%。宿泊療養は島根41人、鳥取125人、自宅療養は島根6008人、鳥取3178人。重症者数は島根5人で、鳥取はいない。
(山本貴子)