島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が31日、それぞれ648人、643人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。30日確認分。両県で計8件(島根6件、鳥取2件)のクラスター(感染者集団)が発生した。両県でそれぞれ感染者1人の死亡も確認され、累計死者数は島根43人、鳥取24人となった。

 島根県の居住地別の内訳は松江市179人、出雲市145人、安来市77人、江津市34人、雲南市28人、浜田市25人、益田市22人、大田市14人、隠岐の島町7人、飯南、吉賀両町6人、津和野、西ノ島両町3人、奥出雲、邑南両町2人、県外8人で調査中は87人。

 新たなクラスター6件の個別の感染者数は松江市内の保育施設8人、松江保健所管内の児童福祉施設12人、浜田保健所管内の児童福祉施設16人、同管内の高齢者福祉施設2カ所で16と7人、雲南保健所管内の学校で13人だった。県内のクラスターは累計424件となった。

 鳥取県の保健所別の内訳は米子322人、鳥取市217人、倉吉104人。

 県立中央病院(鳥取市江津)で職員2人、県立厚生病院(倉吉市東昭和町)で職員2人と患者1人の感染が確認された。厚生病院では、感染者が判明した病棟で接触者の陰性が確認されるまで新規入院を止める。

 米子西高校(米子市大谷町)では学校関係者2人の感染が確認された。同校は夏季休業中のため教職員と生徒に不要不急の外出を控えるよう呼びかけた。

 クラスターの感染者数は鳥取市内の放課後児童クラブと保育所で22人と6人。県内のクラスターは累計262件となった。

 累計感染者数は島根が4万2736人、鳥取は2万8618人。31日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)が31・8%、鳥取(350床)が30・6%。宿泊療養は島根41人、鳥取122人、自宅療養は島根6002人、鳥取3521人。重症者数は島根4人で、鳥取はいない。
  (中島諒)