島根県内のジュニアゴルファーの育成に取り組む女子プロゴルファーの松澤知加子さん(54)の強化レッスン会が2日、4日間の日程で出雲市美野町の島根ゴルフ倶楽部で始まり、県ジュニア強化選手たちがクラブの握り方や体の使い方を教わった。
女子プロゴルフのステップ・アップ・ツアー「山陰ご縁むす美レディース」(日本女子プロゴルフ協会主催、山陰中央新報社共催)の関連事業で、初日の2日は、中学1年生から高校3年生までの男女10人が参加。練習場で個別に松澤さんからフォームの癖のチェックを受け、股関節や腕の使い方、アプローチ、パターのこつを学んだ。
全国高校選手権(4~10日・宇都宮市)の個人に出場する、松江工業高校3年の青戸達哉さん(18)は「下半身を使った打ち方の指導を受けた。教わったフォームが定着するように練習を重ねたい」と話した。
グリップの持ち方を教わった松江商業高1年の坂本すみれさん(15)は「ボールが左にいくことが悩み。弱点を克服するきっかけになる」と喜んだ。
松澤さんを講師にした指導者セミナーもあり、指導者、保護者約20人が耳を傾けた。3日はラウンドレッスンがあり、4、5日は小学2年生から中学1年生までの10人が松江市法吉町の法吉ゴルフクラブで指導を受ける。
山陰ご縁むす美レディースは24日から3日間、鳥取県伯耆町丸山の大山平原ゴルフクラブで開催。23日は女子プロの公式練習を、島根、鳥取両県のジュニアゴルファーらが見学する。
(佐野翔一)