女子プロゴルフのステップアップツアー「山陰ご縁むす美レディース」が24日から3日間、大山平原ゴルフクラブ(鳥取県伯耆町丸山)で開かれ、19歳の川崎春花(フリー)が同ツアー初優勝を果たした。主催者である日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長に大会を振り返ってもらった。 (聞き手は報道部・三浦純一)
-どのような大会だったか。
「若い人、中堅、ベテランが力を出し切った大会で、選手たちは1打の大切さを感じながら集中してプレーしていた。中でも若い力がすごいと感じた。(若い選手は)優勝を目指して攻め続けるゴルフをしていた」
-2回目の今大会は初めて有観客開催となった。
「お客さんは選手たちを勇気づけてくださり、選手のモチベーションを高める上で大切な存在。有観客の意味は大きい。ステップアップツアーはスカイA(CS放送)で生中継をしているので、会場に足を運んだ人以外にも観戦していただいた」
-今大会は、島根、鳥取両県のジュニア選手を招いた公式練習見学会が開かれた。
「プロのプレーを間近で見ることができる機会は貴重。ジュニア世代には、目の前でプロのプレーを見ることで『将来、こうなりたい』と思ってほしい。子どもたちにインパクトを与えるという面で、プロ選手が果たす役割は大きい」
-山陰ご縁むす美レディースを含めたステップアップツアーを今後、どう発展させていきたいか。
「ステップアップツアーの目的は選手の育成、強化。(松江市出身の)浜崎未来選手のようにステップアップツアーを経験してからレギュラーツアーで活躍している選手も多い。非常にいい環境をいただいているので、選手たちの力をさらに引き出せるように関係者と頑張っていきたい」