【鳥取】気温30度超の暑い日が続く中、「日本の滝百選」の一つ、鳥取市国府町雨滝の雨滝は9日、県内外から訪れた人たちの歓声が響いた。夫婦、親子、子どもたち同士が滝つぼの近くで冷水に手足を浸したり、水をかけ合ったりしながら「涼」を楽しんだ。
高さ40メートル、幅7メートルの雨滝は兵庫県境の扇ノ山(1310メートル)を源流とする、ケヤキやブナなどの原生林に囲まれた名瀑(めいばく)。市国府町総合支所産業建設課によると、夏、秋を中心に年間3万人が訪れる行楽スポットとなっている。
市内で最高気温36度を観測する猛暑日となったこの日は、関西、山陽方面から訪れる人もあり、子どもたちが水遊びを楽しみ、大人も暑さを忘れて水しぶきを上げた。
大阪府枚方市から市内の実家に帰省中の会社員松島弘幸さん(36)は、娘の志歩ちゃん(7)ら3人と訪れ、「水しぶきが気持ちいい。天然のクーラーみたい」とリフレッシュした様子だった。
(岸本久瑠人)