竹灯籠の明かりを楽しむ来場者=益田市高津町、島根県立万葉公園
竹灯籠の明かりを楽しむ来場者=益田市高津町、島根県立万葉公園

 【益田】竹灯籠の淡い光を楽しむイベント「万葉竹灯篭(とうろう)」が11日夜、益田市高津町の島根県立万葉公園であった。夕暮れとともにろうそくの炎や発光ダイオード(LED)の明かりがともされ、来場者が幻想的な雰囲気を満喫した。

 イベントは万葉公園や市などでつくる実行委員会が開き11回目。直径8センチ、高さ10センチ~1・8メートルの竹灯籠計4千個を並べた。

 辺りが暗くなる午後7時半ごろから、親子連れらが訪れ、明かりに見入った。灯籠とは別に和傘のライトアップも行われた。

 来場者は、スマートフォンやデジタルカメラを手に記念撮影したり、動画を撮ったりして思い思いに夏の夜を楽しんだ。

 家族4人で訪れた市立安田小学校3年島田陽仁(はると)君(8)は「去年も家族で訪れた。空が暗くなると一層きれいに見える。来年もまた来たい」と話した。

 (中山竜一)