クロスカントリーコースを懸命に走る選手たち=大田市三瓶町
クロスカントリーコースを懸命に走る選手たち=大田市三瓶町

 大田市の中学校駅伝競走大会が15日、国立公園・三瓶山西の原であり、6中学校の選手103人が秋の草原を駆け抜けた。

 大会は西の原のクロスカントリーコースで開催した。駅伝の部は全5区の男子が、各区2~3キロを、全4区の女子は同2キロを走り、たすきをつないだ。個人によるクロスカントリーの部は、駅伝チームを組めなかった学校や控え選手が出場し、健脚を競った。

 秋晴れの下、選手は高低差のある大自然のコースを懸命に走り、仲間から声援が送られた。駅伝の部男子で優勝した大田一中Bチーム、3年の高橋奏翔(かなと)さん(15)は「応援が力になった。全力を尽くせた」と話し、クロスカントリーの部女子で優勝した北三瓶中2年の山本晏那さん(14)は「三瓶を気持ち良く走れた。1位も取れてうれしい」と喜んだ。

(勝部浩文)