島根県内外の消防職員による駅伝競走大会がこのほど、出雲市大社町北荒木、県立浜山公園陸上競技場であり、鍛え抜いた職員が競い合った。鳥取県西部広域行政管理組合の職員でつくるチームが総合の部で1位に輝いた。
大会は災害派遣時などで行動をともにする島根県内の消防職員同士の関係づくりを目的に2018年に始まり、8回目。県内の各消防本部や消防署などを中心に、鳥取県のチームを含む25チーム127人が参加。陸上競技場を発着する公園内の周回コース(5区間計10・5キロ)で競った。
2位でタスキを受けた鳥取県西部消防Aチームのアンカー細田大智さん(33)が、後半にスパートをかけて出雲市消防本部の職員を抜き去り、32分48秒でゴールした。前回大会は業務のため出場できず、優勝を逃していた。「応援もあったので優勝する気持ちで走り抜いた」とすがすがしい表情だった。
2位は出雲市消防本部(33分2秒)、3位は浜田市消防本部(34分54秒)だった。2位の出雲市消防本部の三島勇太監督(41)は「若手が中心のいいチームなので、次は総合1位を目指したい」と話した。
(片山皓平)