【大山】大山周辺で生息するチョウを紹介した企画展が鳥取県大山町大山の大山自然歴史館で開かれ、希少種など124種に来場者が見入っている。21日まで。入場無料。
桝水高原で50年以上、チョウの写真撮影を続ける松岡嘉之さん(78)=鳥取県伯耆町岩立=の作品が展示されている。
希少種をとらえたコーナーにはオオムラサキやギフチョウのほか、既に大山では見られない、ヒョウモンモドキも紹介している。
通常、九州に生息するナガサキアゲハやサツマシジミを桝水高原で撮影した写真もあり、松岡さんによると温暖化の影響で山陰に北上しているという。
松岡さんは「環境の変化でなかなか見ることができない個体もいる。展示を通じて自然環境を大切にすることに気がついてほしい」と呼びかけた。
会期中無休。開館時間は午前9時~午後5時。 (柴田広大)