体験会でサッセンを楽しむ参加者=4月、北九州市
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 一般社団法人「全日本サッセン協会」(福岡県北九州市)が展開するデジタルチャンバラ「SASSEN(サッセン)」の出雲支部が開設される。サッセンはセンサー内蔵の柔らかい専用の刀を使い、アプリで勝敗を決めるニュースポーツ。誰でも楽しみながら運動できる環境をつくろうと市内の有志が設置に動いた。21日に体験会を開く。

 サッセンは福岡県北九州市の武術道場の指導者が考案。現在、九州支部など全国4支部が活動している。センサーとLED内蔵のポリエチレン製の刀を手に一対一で対戦。1試合60秒で剣を相手に2回当てれば勝ちとなる。審判は専用アプリが担う。

 出雲支部の代表を担うのは出雲市上島町の会社員、金山誠さん(46)。知人の紹介でサッセンを知り、目新しさに魅了され協会に支部の開設を持ちかけた。

 出雲市は少子高齢化が進む一方、外国籍の住民が増加しており、高齢者の健康維持や言葉が通じなくても交流できるツールにできると考えたためで、金山さんは「子どもからお年寄りまで、一緒に楽しめる場にしたい」と意気込む。

 当面は、市内のコミュニティーセンターなどで体験会を開き、将来的に高齢者施設や自治体で活用してもらえるよう活動する。

 体験会はパルメイト出雲(出雲市今市町)で午後1時から。サッセン関西支部(大阪市)担当者の指導を受け、対戦も行う。年齢制限はなく、参加費は無料。 (井上雅子)