中海で「オゴガキ」を使ってオゴノリを刈る参加者=松江市八束町入江
中海で「オゴガキ」を使ってオゴノリを刈る参加者=松江市八束町入江

 中海で繁茂する海藻「オゴノリ」の刈り取り作業が1日、松江市八束町入江付近であった。刈り取ったオゴノリは畑の肥料として同市内の畑にまき、参加した大学生らが自然循環の一端に触れた。

 オゴノリは枯れて水底で腐ると水質悪化の原因となるため、松江市天神町の認定NPO法人「自然再生センター」が2017年ごろから「オゴノリング大作戦」と銘打ち、刈り取ったオゴノリを畑の肥料に活用する取り組みを始めた。

 この日は、センターなどが企画したSDGs(持続可能な開発目標)担い手育成の研修の一環で、中国地方の各県の大学生やNPO法人の職員計13人が、3隻の漁船に交代しながら乗って、刈り取り作業を体験。参加者は「オゴガキ」と呼ばれる熊手状の形をした道具を使って、水深約2~3メートルの海底からオゴノリをすくいあげ、約60キロ分を回収した。その後、センターが管理する大豆畑に手作業でまいた。

 比治山大4年の河野小夏さん(22)=広島市在住=は「畑の肥料として活用するところまでやってみて面白かった」と話した。
      (山本貴子)