商品化した3種類のコショウ。左からユズ、ショウガ、梅=出雲市出雲市大津新崎町1丁目、アイガテ
商品化した3種類のコショウ。左からユズ、ショウガ、梅=出雲市出雲市大津新崎町1丁目、アイガテ

 しっとりしていない、ドライな「ゆずこしょう」の販売を、松江、出雲両市内で飲食店を経営する男性が始めた。益田市美都町産のユズの皮と岩塩、青唐辛子を合わせた粉末状のコショウ。ユズのほか松江市玉湯町産のショウガ、和歌山・紀州産の梅を使った計3種類があり、さまざまな料理で味の変化を楽しめそうだ。

 商品は「ドライゆず胡椒(こしょう)」(20グラム)「ドライ生姜(しょうが)胡椒」(18グラム)「ドライ梅胡椒」(24グラム)の3種類(各1078円)。青唐辛子のぴりっとした辛味に高い香りが広がる。鍋、から揚げ、うどん、ラーメン、焼き肉などに最適。ブームとなっているキャンプで使うのもいい。

 出雲市出身の尾添優一さん(39)=福岡市在住=が、2020年に発売した無農薬レモンを加工した「レモンコショウ」のヒットを受け、年明けに商品化に着手。出雲市知井宮町の食品販売製造「かみありづき」の協力を得た。

 尾添さんは「島根は良い食材が眠っているので、今後も活用することを考えたい」と話す。経営する「アイガテ」(出雲市)「だんだん松江店」で販売するほか、販路を広げる予定。

 問い合わせはメールaigateozoe@gmail.com

 (松本直也)