自然災害や空襲、海のかなたで行われた水爆実験―。国内各地に遺構として残り、市民の憩いの場にもなっている城の水堀には、その都市が経験してきた歴史の痕跡が刻まれている。流れのある川と違い、閉鎖性の高い堀の水底には周辺環境を映した堆積物がたまりやすいためだ。早稲田大の山田和芳教授(自然地理学)の研究チームは堆積物を分析し...
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