美容パック「ルルルン」ブランドを手掛ける化粧品会社のグライド・エンタープライズ(東京都)が、ボタンのエキスなど島根県ゆかりの素材を使った地域限定商品「縁結びルルルン(牡丹の香り)」を開発し、15日から県内で販売する。
ルルルンは、2011年7月から今年1月までの累計販売枚数が16億枚を超えた。地域産品とタイアップした限定シリーズはこれまでに26種を発売した。
縁結びルルルンは、パックの不織布にダイワボウレーヨン益田工場(益田市須子町)で製造した繊維を使った。保湿成分には松本農園(松江市八束町入江)のボタン樹皮から抽出したエキスや、県産ハトムギの種子発酵液を採用した。
グライド社の新岡辰徳社長は「ご当地でしか買えず、人気が高いシリーズ。県の美肌観光事業にも役立ててほしい」と話した。
1袋7枚入りが5袋入ったパッケージが1760円で、当面は県内の土産物店などで扱う。鳥取県、中国地方全域と販路を順次広げ、計約250店舗に並べる計画だ。 (部田寛孝)