「バキバキ画」が描かれた給食運搬用のEVトラックの前でポーズを取るネゴシックスさん(中央)=大田市川合町、市学校給食センター
「バキバキ画」が描かれた給食運搬用のEVトラックの前でポーズを取るネゴシックスさん(中央)=大田市川合町、市学校給食センター

 人気お笑い芸人でイラストレーターとしても活躍するネゴシックスさん(44)=安来市出身=がデザインした、大田市の学校給食運搬用トラックが15日、市内で披露された。新しい電気自動車(EV)の荷箱に、擬人化したユーモラスなEVトラックなどが描かれた。駆け付けたネゴシックスさんは「見かけたらいいことあるかもよ」と子どもたち向けにメッセージを送った。

 吉本興業ホールディングスと島根銀行の包括業務提携に基づく、地域活性化を目指す企画で、大田市学校給食センターの運搬業務を担う祖式運送(大田市鳥井町)が導入した小型EVトラックを使用した。

 目が飛び出てくるような立体感のある、独自のタッチの「バキバキ画」で、縦約1・8メートル、横約4・5メートルの荷箱の側面に給食を運ぶトラック、上面に校舎の上階から楽しめるよう給食の絵をデザイン。

 大田市川合町の市学校給食センターで納車に合わせて披露され、ネゴシックスさんは「イメージ通りで感動した。楽しんでもらえたらうれしい」と話した。

 トラックは16日から給食と「笑顔のタネ」を積み、市内を走る。祖式運送の平田一成社長は「見るだけでワクワクする素晴らしいデザイン。給食と子どもたちの明るい未来を届けたい」とあいさつした。