製作した敬老者を祝う冊子の出来栄えを確認する山岡哲夫会長(中央)ら白砂まちづくり委員会のメンバー=浜田市三隅町折居、白砂まちづくりセンター
製作した敬老者を祝う冊子の出来栄えを確認する山岡哲夫会長(中央)ら白砂まちづくり委員会のメンバー=浜田市三隅町折居、白砂まちづくりセンター

 敬老の日を前に、浜田市三隅町白砂地区の白砂まちづくり委員会(山岡哲夫会長)が地区内で生活する70歳以上の高齢者の長寿を祝おうと、顔写真入りの冊子を制作した。今週末に対象者約80人に届ける。

 新型コロナウイルス禍で敬老会が開けない状況が続く中、励まし合えるよう企画。地区内にある4集落の各集落長が8月に高齢者の自宅を訪問して顔写真を撮影し、一言コメントも聞き取った。

 A4判、12ページの冊子には、笑顔の写真とともに「身体が元気なうちは、いつまでも働きたい」「コロナが収束して、皆さんに早く会えますように」といったメッセージを掲載。

 表紙には、かつての敬老会の様子を伝える写真をプリントし、当時のにぎわいが伝わるよう仕上げた。

 山岡会長(68)は「人と直接会う機会が減っている。冊子を見て少しでも励みになるとうれしい」と話した。

(宮廻裕樹)