オリックスの能見篤史投手兼任コーチ(43)が16日、大阪市の京セラドーム大阪で記者会見し、今季限りでの現役引退を表明した。ユニホーム姿で「本当に悔いはない。18年という長い現役生活だったけどやりきった。(ファンの)声援が奮い立たせてくれた場面もすごく多かった。本当に感謝しかない」と、すがすがしい表情で語った。30日の本拠地最終戦で引退セレモニーが行われる予定。
昨年から加入したオリックスでコーチ兼任となり「選手が試合の中で成長していく姿がうれしかった。その時点で選手としての自分の気持ちは薄れていた」と明かした。福良淳一ゼネラルマネジャーは来季コーチを要請していることを認め「オファーを出していますから。あとは本人がどう考えるか」と話した。
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兵庫県出身で鳥取城北高から社会人の大阪ガスを経てドラフト自由獲得枠で2005年に阪神入り。2桁勝利を...












