真幸土木の新社屋=松江市古志原6丁目
真幸土木の新社屋=松江市古志原6丁目

 土木や舗装工事などを手がける(株)真幸土木(松江市古志原6丁目、片寄敏朗社長)の新社屋が完成し、9月26日に業務使用を始めた。旧社屋の老朽化に伴う対応で、従来の約2倍の広さを確保し、研修用などの会議室を整備。業務効率化とともに社員教育の体制強化を進める。

 旧社屋からほど近くの国道432号沿いに鉄骨2階建て(延べ床面積620平方メートル)を新築。2021年12月に着工し22年8月に完成した。1階に事務スペース、2階に工事や営業担当用スペース、会議室を整備した。設備費を含め総額約2億円を投じた。

 これまで、技術や安全に関する研修など、社員を一同に集める時は近隣の公共施設を借りていた。今後は50人収容の会議室を活用して、社員教育の拡充と健康経営への取り組みを加速させる。

 外装と内装には木材を多く使用し、癒やしの空間を作り上げた。全社員から募った要望を受け、カフェ風の休憩スペースを2階部分に設けた。各現場から帰社した社員が集い、リラックスしながら情報交換する場として活用する。

 片寄社長は「作業環境の改善による生産性向上はもちろん、社員同士のコミュニケーションが活性化し、チームワークがよりよくなるのを期待したい」と話した。