生花店に並ぶ色とりどりの切り花=松江市内
生花店に並ぶ色とりどりの切り花=松江市内

 コロナ禍で奮闘する医療従事者を癒やしたいと、JAしまね(松江市殿町)が医療機関に季節の花を月2回届ける取り組みを始める。多くのイベントが中止となり、行き場を失った花を買い上げることで生産者や生花店の支援にもつなげる。

 「Thanks!フラワーエールプロジェクト」と銘打ち、カーネーションやバラなど主に島根県内産の生花を使った1個5千円相当のフラワーアレンジメントを贈る。期間は5月から11月まで毎月2回、県内40カ所の病院とJA島根厚生連(出雲市斐川町美南)を対象とする。

 JAしまね営農対策部の中村隆次長は「花を見て少しでも癒やされ、元気を出してほしい」と話した。

 新型コロナウイルスの影響で冠婚葬祭やイベントが少なくなり、会場を彩る花の注文は減っている。同JAの共販で2020年度の生花販売額は4億5300万円となり、前年度比で1割落ち込んだ。

 「JA共済新型コロナウイルス感染対策地域・農業活性化助成」事業を活用し、約270万円を花の購入費に充てる。生花を買い支えるとともに、病院の総合受付などに置いてもらうことで県産の花のPRにもつなげる考え。(木幡晋介)