人物の表情や四季の移ろいを切り取った力作を鑑賞する来場者=益田市常盤町、キヌヤ益田ショッピングセンター
人物の表情や四季の移ろいを切り取った力作を鑑賞する来場者=益田市常盤町、キヌヤ益田ショッピングセンター

 【益田】島根県内の写真愛好家でつくる二科会写真部島根支部(小林茂雄支部長、39人)の第20回作品展が19日、益田市常盤町のキヌヤ益田ショッピングセンターで始まった。人物の表情や四季の移ろいを活写し、見る人を楽しませている。23日まで。入場無料。

 年1度の展示会で、名誉会員、会員、会友、支部員26人が計45点を出品。水面に顔を出した2匹のニシキゴイ、ゴール後に倒れ込む陸上選手などを捉えた作品が並ぶ。

 2021年の第69回二科会写真部展で入選した支部員の大畑秀人さん(66)=益田市中島町=の「フェイス」は、干してあるシーツ、破れた網戸、霜が降りた虫食いのブロッコリーを撮影した3枚の組み写真。それぞれが人の顔のように見え、ユニークな視点が光る。

 益田市東町の無職栗木光男さん(81)は「全体的にレベルが高い。スポーツの一瞬を撮った作品が印象に残った」と話した。

 午前9時から午後5時まで(最終日は午後3時まで)。        (中山竜一)