【益田】益田市美都町特産のユズを使った「ゆず湯」のサービスが25日、同町宇津川の美都温泉「湯元館」で始まり、入浴客は爽やかな香りに包まれながら体を温めた。ゆず湯は12月20日までの毎週火曜日と冬至(12月22日)に行う。
昨年開館30周年を迎えた同館は、中国地方有数の収穫量を誇る町特産のユズをPRしようと、約25年前から毎年この時期にゆず湯を楽しんでもらっている。
ゆず湯は血行促進や疲労回復の効果があるとされ、この日は男女の露天風呂にそれぞれ午前と午後で150個ずつ、計600個が浮かべられた。
入浴客はユズの放つ爽やかな香りを楽しみ、日頃の疲れを癒やした。同市美都町板井川の農業潮隆人さん(72)は「香りがよく、心が癒やされ、体の芯から温まる」と話した。
(中山竜一)