新聞紙で作られた身長の倍近くあるトトロを触って楽しむ子どもたち=浜田市金城町下来原、さんあいホーム
新聞紙で作られた身長の倍近くあるトトロを触って楽しむ子どもたち=浜田市金城町下来原、さんあいホーム

 【浜田】子どもやお年寄りの手芸や絵画の作品を集めた「来て見てなんでも作品展」が、浜田市金城町下来原の高齢者生活福祉センター「さんあいホーム」で開かれている。人気アニメ映画「となりのトトロ」を題材に、新聞紙で作った高さ2・5メートルの大きなトトロが登場し来場者の目を引いている。28日まで、入場無料。

 さんあいホームを運営する市社会福祉協議会金城支所が、コロナ禍で作品発表の機会が少なかったため、交流の場をつくろうと初めて企画した。

 作品展には金城町内の高齢者サロンや保育園の25個人・団体が約400点を出展。トトロは社協職員が13の高齢者サロンの協力を得て制作した。

 新聞紙で作る花飾りを千個用意し、段ボールでかたどった全身に貼り付け、目や口のイラストを加えて高さ2・5メートル、幅1・5メートル、奥行き1・5メートルの迫力ある巨大トトロを完成させた。

 また、近くのくもぎ保育園の園児74人によるヒマワリの塗り絵のほか、波佐地区の手芸団体「ひだまりグループ」が手がけたウサギや花を入れた刺しゅう作品も並ぶ。

 トトロを見たおぐに保育園(金城町小国)の寺田有寿(ゆず)ちゃん(5)は興味津々の様子で「大きくてふわふわする」と話した。 

 開場時間は午前8時半~午後5時15分(最終日は午後3時まで)。

(宮廻裕樹)