島根を舞台にした青春ミニドラマ「しまねがドラマになるなんて!」が2日、国内最大級のCM賞「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」の「マーケティング・エフェクティブネス部門」でブロンズ賞を獲得した。ドラマを軸に、新聞を含む他メディアと連動して広告を展開した点などが評価された。
賞は1961年から続く「ACC CM FESTIVAL」が前身で、2017年にリニューアルし62回目。8部門に全国から2553作品が集まった。
ブロンズ賞を獲得したマーケティング・エフェクティブネス部門は、優れたマーケティング戦略や社会課題の解決につながる企画力、発想力、実現力などを評価するもので99点の応募があった。
ミニドラマは、島根県を広告主に、TSKさんいん中央テレビ、山陰中央新報社、読売広告社でつくるコンソーシアムが企画・制作。昨年10~12月に山陰中央テレビで放送し、各話で島根の食文化や風景を随所に盛り込みPRを図ったほか、放送翌日の山陰中央新報に、本編で触れていない逸話や情報を掲載するなど複層的に展開した。
県広聴広報課の後藤健課長は「島根の暮らしの良さを、中高生や親世代に分かりやすく伝える手法を取った。今後も県内外に届く広報に努める」と話した。
(白築昂)