島根県庁（左）と鳥取県庁
島根県と鳥取県が１６日、７２０人、５１６人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。１５日確認分。島根は７００人、鳥取は５００人をそれぞれ２日連続で上回った。島根で感染者２人が死亡、鳥取では入院中の９０代の感染者１人が別の疾患で死亡し、累計死者数は１０６人、９５人となった。クラスター（感染者集団）が島根で６件、鳥取で５件発生した。
【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移
島根県で、診断した医療機関の所在地別の内訳は、出雲市１９３人、松江市１８１人、浜田市９５人、益田市５２人、安来市４８人、江津市４３人、大田市３０人、雲南市２２人、奥出雲町１６人、邑南町１４人、隠岐の島町１２人、津和野町５人、飯南町３人、吉賀町２人、海士町２人、西ノ島町１人、知夫村１人。
クラスターは松江市の高齢者福祉施設１１人、保育施設９人、出雲市の児童福祉施設１１人、高齢者福祉施設２カ所で１４人と２２人、県央保健所管内の学校６人で、県内のクラスターは累計７４０件。関係者の感染確認に伴い出雲市立小学校１校と浜田市立小学校１校が学級閉鎖となった。
鳥取県の保健所管内別の内訳は、米子１９４人、鳥取市１８９人、倉吉１３３人。
クラスターは鳥取市の私立高校５９人、事業所４７人、倉吉市の事業所２２人、境港市の中浜小学校２９人、米子市の保育所８人で、累計５２１件。関係者の感染確認を受けて鳥取市の修立小が学年閉鎖、同市の北中学校、境港市の境港総合技術高校がそれぞれ学級閉鎖とした。
累計感染者数は島根９万７４０６人、鳥取７万４３１０人。確保病床使用率は島根（３８７床）が２０・４％、鳥取（３５１床）は２３・４％。宿泊療養は島根６人、鳥取３０人。重症者は島根１人、鳥取はいない。
（青山和佳乃、岸本久瑠人）
