島根県立情報科学高校(安来市能義町)は12月3、4の両日に第7回情報ITフェアを開催します。今年のテーマは「IT City安来への第一歩 ~未来を担うパイオニアへ~」です。安来市はIT Cityを目指しさまざまな活動を行っています。今回のフェアは「IT City安来」を実現する第一歩として安来市に貢献できればと思い、このテーマを設定しました。全校生徒一丸となって取り組みます。
今年は対面型とオンライン型で行うハイブリット開催に挑戦します。対面型では各種講座の開催を予定しています。参加団体講座は10団体をお迎えして、Pepper(ペッパー)プログラミングやVR(仮想現実)などさまざまな体験ができます。本校講座はVR体験やレーザー加工機体験、ドローン・レゴロボットプログラミングなどがあります。他にも情報科学高校の生徒が開発した商品販売を行います。
オンラインのブースではYouTube Live(ユーチューブライブ)で「学校説明会」と「課題研究」の活動についての発表を見ることができます。情報ITフェアのホームページも情報科学高校のマルチメディア科の生徒が作成したので見てください。
今年は初めてのハイブリット開催。課題研究の「情報ITフェア企画班」の生徒を中心に皆さんに楽しんでもらえるようにしていきますので、お申し込みのうえご来場お待ちしています!
今年の情報ITフェアは3年ぶりの対面開催とYouTubeLiveで開催します。対面開催では、企業・団体とコラボした体験講座、生徒企画の体験講座を行います。企業・団体とのコラボ体験講座では、トヨタ自動車の自動運転体験や地域おこしXR研究会などを行います。生徒企画の体験講座ではeスポーツ、VRゲーム体験、工作キット、レゴロボット体験などを行います。YouTubeLiveでは生徒による学習成果発表、しまね留学の説明を行います
【地域探究活動の紹介】
◆遊ぼう学ぼう講座
毎月1回、地域の小中学生を対象に開催している、プログラミングの楽しさを遊びながら学ぶことができる体験型講座の企画・運営を行っている班です。液晶ペンタブレットを使ったイラスト描写・ホームページ作成などのマルチメディア系の講座など、レゴロボットやドローンを使ったプログラミング系の講座など、さまざまな内容で実施してきました。また本年度はファブラボが完成し、イメージを形にするような講座ができるようになりました。来年2月と3月にも講座を開催する予定です。ぜひお越しください。
◆調査研究
★荒島駅
課題研究の調査研究班はさらに二つの班に分かれています。私たちは「荒島駅」を中心に地元の「未来あらしま きないや部会」の方々と連携して、地域の活性化につながる活動を行っています。今年で3年目になります。
先輩方は荒島駅の待合スペースをおしゃれなカフェ風にリニューアルされました。昨年はそこで情報科学高校の吹奏楽部によるミニコンサートを行いました。今年は第2回のミニコンサートや11月にミニ動物園、荒島地区をテーマにしたフォトコンテスト、12月には荒島駅でイルミネーション展示を行う予定です。
高校生だけでなく、地域の皆さんと一緒にいろいろなイベントを開催することでさまざまな経験をすることができます。これからも地域のにぎわいを作り出したり、皆さんの笑顔につながるように頑張っていこうと思います。
★リブランディング
リブランディング班は、焼きドーナツとラスクの商品開発を行いました。焼きドーナツは、櫻苑さん、角久さんにご協力いただき、安来産の豆乳とイチゴを使い、豆乳焼きドーナツ「デリソイ」といちご焼きドーナツ「ベリデリソイ」が完成しました。ラスクは、杉本パン店、大森ファームさんにご協力いただき、「安来のチューリップラスク」が完成しました。情報ITフェアで販売します。私たちが考えた商品とパッケージデザインをぜひ手に取って見ていただきたいです。
◆地域探究基礎
地域探究活動を通して地元理解、課題発見、課題解決能力を身に付け、将来地域の発展に貢献できる人になるために学習しています。これまで、地元安来市のことを調べました。
足立美術館の校外学習では見て、聞いて学ぶことができました。安来だけでなく島根が誇る足立美術館の庭園や美術品などの展示は、創設者である足立全康さんの思いが今も受け継がれています。
月山富田城について安来市立歴史資料館の平原館長さんより、山城について説明を聞きました。その後、月山に登ることで、説明を受けたことを直接目で見て知ることができました。尼子氏や山中氏など歴史上の人物がどのようにかかわっていたのかがわかりました。
◆地域探究応用
「地域探究応用」という科目は本年度の2年生から始まりました。1年生の時に「地域探究基礎」で学んだ地域の知識や資料の収集・編集・発表技術を基に活動します。
「地域探究応用」は販売、製造、自然、観光、農業、交通、福祉などをテーマにした21の講座から生徒が興味のある講座を選択します。この講座の指導には学校中のほぼすべての教科の先生が指導を担当されます。一つの班は4人から5人の少人数編成になっています。
探究活動は自分たちで地域の事柄の中からテーマを絞り、ただ調べるだけでなく、調査結果を深掘りして、新しい疑問やさらに深い知識を班のメンバーと討論しながらまとめていく活動です。現在は来年2月の全体発表に向けて探究活動を進めています。
【講座紹介】
<eスポーツ>
全国高校eスポーツ選手権のゲーム「ロケットリーグ」の観戦と体験やファミコンなど昔のゲーム体験もあります。いろんなゲームを楽しんでください。
<島根トヨタグループ>
実際の車を使用した駐車支援やブレーキサポートなど、事故を防ぐための先進安全機能が体験できます。また、普通自動車免許取得者に限りますが、VRによる運転シミュレーションも体験できます。
<レゴロボット>
自分でプログラムしたロボットを道が描いてあるマットの上で走らせます。また、積み木で作ったコースに自分でプログラムしたロボットを走らせ、止まった所に書いてある得点を競い合います。
<つくってみよう>
粘土を使ったミニランタンを作成、塗り絵をした紙をipad(アイパッド)で読み込み画面上で動かしたり、オリジナルのクリスマスカードや年賀はがきを作ったりします。作った作品は家に持ち帰ることができるので、ぜひ作品を家で飾ってみてください!
<VRゲーム体験>
ピストルウィップとビートセイバーの体験ができます。どちらもリズムゲームです。ピストルウィップはリズムに合わせて、ターゲットを撃ったり、乱闘したり、かわしたりするゲームです。ビートセイバーは音楽に合わせて、迫ってくる物体を切っていくゲームです。