横断歩道を渡る交通警察ネコ・ぴー太郎=松江市打出町、運転免許センター
横断歩道を渡る交通警察ネコ・ぴー太郎=松江市打出町、運転免許センター

 「吾輩(わがはい)は交通警察猫である。名前はぴー太郎」-。県警が交通安全を呼びかけようと、地域住民の飼い猫を交通警察ネコに任命した。ヘルメット着用を呼びかける動画などに出演し、愛くるしい姿で老若男女に交通安全の大切さを伝えている。 (古瀬弘治)

 猫の名は「ぴー太郎」で10歳。県警交通部の道仙昌弘参事官の近くに住む住民が育てる拾われた雄猫で、道仙参事官がその愛くるしさにほれ込み出演を依頼。飼い主は「交通安全に少しでも貢献できるなら」と快諾した。

 10月ごろから撮影を開始し、すでに第1弾、第2弾をユーチューブに投稿。第2弾では、間もなくヘルメット着用が努力義務化するのを受け、「みんなもヘルメットをかぶって安全第一にゃ」などと着用を呼びかけた。

 11月下旬には、松江市内で飲酒運転の根絶や横断歩道の渡り方を伝える動画を撮影した。警察官らは自由気ままなぴー太郎に悪戦苦闘しながら、愛くるしい姿を撮影した。

 今後、投稿する予定で、道仙参事官は「老若男女に受け入れられ、交通安全、事故防止につなげられればうれしい」と話した。

 動画は県警の公式ユーチューブに不定期で投稿する。