古代への情熱、宝探しに向かう考古学者に「ロマンチスト」をイメージする人は多いかもしれない。だが観察やデータに基づく地道な研究が考古学の基本。とりわけ島根大法文学部考古学研究室准教授の岩本崇(50)は、実物を自分で見て実証的なアプローチを徹底し、周囲の研究者にも「ストイック」「仕事がきっちりしている」と映る。

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