飛躍した年になるよう願いを込めた書を披露する益田高校書道部員ら=益田市高津2丁目、高津公民館
飛躍した年になるよう願いを込めた書を披露する益田高校書道部員ら=益田市高津2丁目、高津公民館

 【益田】益田高校(益田市七尾町)の書道部員(8人)がこのほど、巨大な筆と縦3メートル、横4メートルの紙を使い、2023年の干支(えと)「卯(う)」にちなんだ「兎(うさぎ)」の揮毫(きごう)に取り組んだ。公民館の展示用で、地域住民の飛躍を願い、「ピョーンとはねる 今年もはねる」のメッセージも入れた。

 同部は21年の干支「丑(うし)」から高津公民館(同市高津2丁目)の依頼で手がけている。シートと新聞を広げた公民館の一室で書き上げ、朱色を使ったメイン「兎」は力強く跳び上がるような勢いがあり、黒い墨で脇に添えた「ピョーンとはねる~」は軽やかな跳躍をイメージさせる。

 2カ月ほど前から練習。近原希歩部長(16)=2年=は、揮毫に込めた思いについて「コロナ禍でいろいろな制限があったが、少しずつやりたいことができるようになった。来年はもっと挑戦し、自分たちの力を伸ばしたい」と話した。

 展示は高津公民館で、23年春ごろまでの予定。

(藤本ちあき)