講師(左端)の話に耳を傾ける参加者=江津市江津町、パレットごうつ
講師(左端)の話に耳を傾ける参加者=江津市江津町、パレットごうつ

 江津市中心部・江津町の発展の歴史や変遷を踏まえ、100年後も持続可能な街の在り方を探ろうと、地元経済人らでつくる有志の会が活動を始めた。賛同者が1年間かけて土台となる知識を習得し、実践可能な計画づくりと実施への働きかけ、魅力発信につなげる。

 人口減少が進み地域の活力低下を危惧する地元のまちづくり会社の今井聖造社長(81)が声かけして賛同した団体・個人でつくる「江津の街づくりを考える会」が計画した。

 第1弾としてこのほど、郷土史家の下村明雄さん(69)=浜田市高田町=を招いた講座を開いた。下村さんは、江の川は江津町から広島県三次市まで高低差が大きくなく、船で行き来できた▽直線的な海岸があり河口に広い平野が形成できなかった▽江津市周辺には良質な粘土層があり窯業を盛んにした-など地形や歴史を紹介した。集まった経済人や高校生ら22人は熱心にメモを取った。

 会は月1回ペースで開き、歴史や交通、街の変遷、先進地事例を学び、出席者のアイデアをまとめて事業設計する計画という。今井代表は「地域に眠る資源を生かした魅力的な街の姿を描き、若い人がつくり上げる活動にしたい」と意気込んだ。

 (村上栄太郎)