11月20日、ホームの松江市営陸上競技場であった日本フットボールリーグ(JFL)・FC神楽しまねの今季最終戦。勝利を告げる試合終了のホイッスルが鳴ると、選手たちの表情が一気に緩んだ。表情の奥に潜んでいた感情は喜びよりも全30試合を何とかやり抜き「やっと終わった」という解放感だったのではないかと感じた。
【ツイッターSPACE座談会】経営危機にも熱く応援 サポーターたちの思い
JFL加入4年目の今季は7月下旬に運営会社・松江シティFC(松江市灘町)の資金難が発覚。選手やスタッフへの給与未払いが生じ、遠方のアウェー戦でも当日移動を強いられた。
クラブは「緊急支援のお願い」と題して寄付を募り始めたが、疑問に感じたのは情報発信に対する姿勢だ。問題発覚からこれまでの間、...