【松江】新春にちなんだ書道パフォーマンスが3日、松江市東朝日町のイオン松江ショッピングセンターであった。松江市在住の書家・こーたさん(38)が、見る人が前向きな気持ちで新年を過ごせるよう、力強いメッセージを書き上げた。
こーたさんは観客が15枚の紙の中から引いた「願」から着想し、縦1・8メートル、横2・7メートルの紙に即興で言葉を書き連ねた。
表現したのは、願いがかなうまでの過程の大切さ。最後の一画をあえて外した「叶」を書き入れた上で、「願うことから始まる 君の夢も 僕の夢も 必ず」と筆を入れた。
最後の一画がクライマックスで、願いの先に夢の実現があることを強調するように大筆を走らせた。
パフォーマンスを見たた小学2年の鎌田涼君(8)=広島県呉市=は「字が大きくてきれいだった」と目を輝かせた。
(小引久実)