高校・大学などの入試時期に合わせてJR西日本木次鉄道部(雲南市木次町里方)が、JR木次線の一部駅で沿線の名所と特産品にちなんだ合格祈願のお守りを配布している。大学入学共通テストが迫る中、地元の受験生を後押しする。
お守りは200個準備した。「頭の回転がよくなるように」との思いを込めて島根県奥出雲町特産のそろばんの玉を使い、雲南市の観光名所として知られる桜並木にちなんで桜の花を形作った。学問の神様・菅原道真を祭る三刀屋天満宮で願掛けした。
例年、沿線の高校を訪問し受験生に贈ってきたが、今年は受験生を鼓舞するだけでなく、目標に向かって努力する市民にも手渡したいと、駅で配布することにした。
担当した木次鉄道部の金田未来さん(35)は「応援する気持ちを込めて渡している。目標に向かって頑張ってほしい」と話した。
配布駅は、木次▽加茂中▽出雲大東▽出雲三成▽出雲横田で、各駅40個。なくなり次第終了する。
(狩野樹理)