【松江】干支(えと)のウサギと童話で一緒に登場するカメの石造物や歴史文化を紹介する企画展が、松江市宍道町東来待の博物館「来待ストーン」で開かれている。ウサギとカメの石像や島根県内の石像の特徴を紹介したパネルが来場者を楽しませている。2月27日まで。火曜休館。
来待石灯ろう協同組合の作品や来待ストーン所有の石像(全長20~30センチ)10点を展示する。ウサギの石像は来待石でざらざらした体毛を表現し、両手で勾玉(まがたま)を持った山陰らしさで目を引く。また、2021年夏の台風で2メートルほど動いたとして話題になった宍道湖沿いのカメの石像などをパネル60点で紹介している。
来待ストーンの古川寛子学芸員(46)は「来待石で作られた縁起の良い動物たちをぜひ見てほしい」と来館を呼びかけた。
入館料は390円。小中学生は190円。小学生未満は無料。開館時間は午前9時~午後5時。
(清山遼太)