生活雑貨として石見焼、石州和紙など浜田、江津両市の伝統工芸を並べた展示販売会が浜田市西村町のGallery&Cafe FUN(ギャラリー・アンド・カフェ ファン)で開かれている。職人7人でつくる「協同組合グループ石見ブランド」が約150点を出品。来場者が手に取りながら暮らしを彩るイメージを膨らませている。2月5日まで。
約1300度の高温で焼成し耐久性に優れる石見焼は皿、茶わん、コーヒーカップがずらりと並び、光沢や渋みのある色合いが目を引く。干支(えと)にちなんだウサギの置物はインテリアをかわいらしく演出。石州和紙を使った御朱印帳、封筒、手紙セットはいずれもさらさらとした手触りで、来場者の使い手としての意欲をくすぐる。
石見ブランドは1996年の結成以来、全国の展示販売を通じて郷土の工芸品のPRを続ける。事務担当の白川和子さん(70)=浜田市旭町今市=は「多くの人に手に取ってもらい、充実した日常生活を送るきっかけにしてほしい」と話した。
入場無料。開場時間は午前10時~午後6時。月、火曜は休み。
(宮廻裕樹)