コールセンター業務を手掛ける「エヌ・エル・エヌ」(鳥取市)の岡山支店(岡山市)に勤務していたという女性(34)が、上司だった男性(37)からセクハラ被害を受け、休職を余儀なくされたとして、同社と男性に計約3200万円の損害賠償を求め、鳥取地裁に提訴したことが14日、分かった。4月1日付。

 同社側は「内容を確認中のためコメントを差し控える」としている。

 訴状によると、女性は岡山支店に勤務していたとする2018年4~8月ごろ、男性からスカートを両手でつかまれたり胸を触られたりしたほか、同9月には男性から無理やりキスをされたとしている。女性は体調を崩し18年10月に適応障害と診断され休職しているという。

 女性は20年1月に岡山県警に告訴。男性は18年9月の行為で強制わいせつ罪に問われ、懲役1年6月、執行猶予3年とする岡山地裁判決が21年1月に確定した。