【松江】外国人に節分行事を体験してもらおうと、4日、松江市東朝日町の朝日公民館で豆まきや恵方巻きを作るイベントがあり、島根県内在住の外国人を含めた31人が参加した。
松江市が多文化共生イベントとして主催し、地元住民のほかベトナムや中国、アメリカの出身者ら13人が参加した。
豆まきでは、鬼に扮(ふん)した地域住民が体育館に現れ、子どもから大人まで「鬼は外、福は内」と言いながら、小袋に包装した豆をまいて鬼を追い払った。
恵方巻き作りでは、日本人と外国人が一緒になって、スタッフに教えてもらいながらコメの上にカニカマ、ホウレンソウ、卵、かんぴょうを並べた。参加者同士で作り方を教え合い、国の垣根を越えて交流を深めた。
米国出身で外国語指導助手(ALT)のコリン・ウェザーマンさん(23)は「別の国の文化を体験できてよかった。豆まきも恵方巻き作りも楽しかった」と話した。
(山本貴子)