山陰広告協会(会長・松尾倫男山陰中央新報社社長、89社)が主催する「山陰広告賞2023」の審査会が15日、松江市内であり、グランプリに山陰中央新報社のブランディング広告「新聞を配ることは、気を配ること。」(制作=日下慶太、後藤章治、あしたの為のDesign)を選んだ。
グランプリ作品は山陰中央新報創刊140周年の記念企画で、4媒体以上を使用した複合部門に出品。夜中の配達で住民を起こさないよう静かに家々を回る配達員の心遣いや、取材や紙面編集に心血を注ぐ記者らの思いを新聞連載広告、テレビCMなどで伝えた。
写真とともに老若男女に分かりやすいフレーズで作り手の奮闘が感じ取れる点などが評価された。
2022年に山陰両県で制作された広告が出品対象。全12部門に、前年より17点少ない計186点の応募があり、審査委員長を務めたコピーライターの日下慶太氏らマスコミ・広告関係者6人が審査した。
準グランプリにはデザイン部門の「みはな耳鼻・甲状腺クリニック/施設ロゴタイプ・ロゴマーク」(広告主=みはな耳鼻・甲状腺クリニック、制作=dotto.design office)を選んだ。
作品は3月8日から同13日まで松江市袖師町の島根県立美術館で展示される。
(中島諒)