バッテリーを中心とした粘り強い守備でリズムをつくり、昨秋の公式戦で打率3割6分5厘をマークしたつながりのある打線で得点を重ねる。鳥取城北の強さの裏側には、徹底したデータ分析と走塁への確かな自信がある。
2年ぶりの選抜へー鳥取城北の挑戦〈下〉 2種のフォーク 投球に幅
データ分析の中心になっているのは就任2年目の大林仁監督。鳥取城北で速球派左腕として活躍した後、社会人の名門・日立製作所で7年間プレー。社会人トップレベルの打者を抑えるためにデータを基に研究を重ねた日々が現在の指導スタイルの礎になった。
現役引退後、母校の投手コーチを経て2021年8月に監督に就任。以降は対戦相手の映像、...