任期満了に伴う島根、鳥取両県議選が31日に告示される。これまでに、島根県議選(総定数36、12選挙区)に43人、鳥取県議選(総定数35人、9選挙区)に41人が立候補を予定。島根は7選挙区、鳥取は6選挙区で選挙戦となる見込みで、各候補が出馬準備を進めている。投開票日は4月9日。

 

<島根>

島根県議選 候補者第一声の場所と時間

 2019年前回選と比べ1減の7選挙区で選挙戦となる公算。松江(定数11)、浜田(3)、益田(2)、江津(1)、雲南・飯石(2)、鹿足(1)の6選挙区で定数を超える立候補予定者が名乗りを上げ、出雲(9)も出馬予定の9人に加えて、立候補予定者説明会に出席した新人の女性1人の出馬が確実視されている。

 松江は定数2超の13人が出馬を予定し激戦模様。接戦だった前回選と同じ顔合わせの江津にも注目が集まる。

 大田(2)は現職2人が出馬の準備を進めている。無投票の公算が大きいのは安来(2)、仁多(1)、邑智(1)、隠岐(1)。

 立候補予定者の内訳は現職29人、元職1人、新人13人の計43人。党派別は自民28人(公認24、推薦4)▽立民5人(公認2、推薦3)▽公明2人(公認2)▽共産2人(公認2)▽国民民主1人(公認1)▽無所属5人―。性別は男性37人、女性6人。

     (佐々木一全)

 

<鳥取>

 鳥取市、米子市、倉吉市など6選挙区で、それぞれ定数1オーバーの選挙戦となる見通し。

 米子市(定数9)は現職7人と新人3人が争う。自民系は現有から1増の5議席を目指し、現職の引退で議席が減る立憲民主系は2議席の確保が絶対条件。公明は1議席の維持、共産は議席奪還を懸け、無所属現職も再選を狙う。

 西伯郡(2)は自民系の現職と新人、立民系新人が激しく争う。鳥取市(12)は現職9人と新人4人が戦い、現職3人に自民系新人が挑む倉吉市(3)も注目される。八頭郡(2)、東伯郡(3)も選挙戦が確実視される。

 境港市(2)、岩美郡(1)、日野郡(1)は無投票の公算が大きい。

 現時点で名乗りを上げているのは現職28人、新人13人の計41人。党派別は、自民22人(公認16、推薦6)▽立憲民主7人(公認7)▽公明3人(公認3)▽共産2人(公認2)▽無所属7人-。性別は男性36人、女性5人。 (井上誉文)