今日、新型コロナウイルスから身を守るワクチンの大部分が最も豊かな国々、とりわけ先進7カ国(G7)で製造され、自国民への接種という目的に当てられていることは明らかだ。

 米英両国では、その傾向が特に顕著であり、中国やロシアのようにワクチンを自国生産するG7以外の国々も、国民への接種のため最大限の努力を重ねている。

 一方で、あらゆる国が他国も支援するような見せか...