稚アユを放流する子どもたち=島根県美郷町久保、早水川
稚アユを放流する子どもたち=島根県美郷町久保、早水川

 【美郷】堆肥やチップを製造する島根県美郷町小松地、山興緑化の社員やOB、その家族ら36人がこのほど、江の川支流の早水川に稚アユを放流した。

 江川漁業協同組合(島根県川本町因原)から、体長5センチに育った稚アユ2600匹を購入して用意した。

 参加した子どもたちは川岸から、手おけに入れた稚アユをゆっくりと放流。川の中を元気よく泳ぐ姿を見守っていた。

 家族4人で参加した矢上小学校6年、亀山隆之介君(11)は「アユは流れに逆らいながら元気に泳いでいた。大きく育ってほしい」と願った。

 稚アユ放流は2006年から環境活動として毎年、実施する。河村健司社長(53)は「子どもたちにアユが育つきれいな川が地元にあるのを誇りに思ってもらいたい」と話した。

 (佐伯学)