山陰中央新報社が松江市殿町の殿まちギャラリーで運営する「子どもご縁食堂」のキッチンとエアコンが新しくなり、設備を寄付した松江土建(松江市学園南2丁目)が11日、山陰中央新報社に目録を贈った。より快適に過ごせる空間づくりにつなげる。
多世代の人が交流し、にぎわう場をつくるという趣旨に賛同した松江土建が、システムキッチンとエアコンを寄付。3月29日に設置が完了した。エアコンはこれまで1台しかなく冬は寒かったが、2台に増え快適に過ごせる。
キッチンには食洗機がつき、片付けの時間短縮になるほか、IHヒーターが2口から3口に増えて火力が強くなり、揚げ物など幅広い料理に対応できるようになった。
殿まちギャラリーであった贈呈式で、松江土建の平塚智朗社長が「交流の場として地域のみなさんに喜んでもらえるよう応援したい」と述べ、山陰中央新報社の松尾倫男社長に目録を手渡した。
島根県の子ども食堂の増加率は2022年に全国1位となり、広がりを見せている。子どもご縁食堂は昨年10月から毎月第2、第4水曜日の夕方に開き、これまで12回開催。申し込みは、公式LINEアカウント、電話で受け付ける。
(小引久実)