バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックは15、16の両日、ホームの松江市総合体育館で、西地区5位の大阪エヴェッサと対戦し、初戦に敗れたが2戦目は競り合いを制し、通算43勝10敗で、西地区首位の座を守った。スサマジは琉球ゴールデンキングス戦に続き、中心選手のウイリアムス・ニカを欠き、調子の上がっている大阪に苦戦した。ただ、2戦目は後半からディフェンスを修正し、いい流れをつかみ、連敗を2で止めた。2戦目の後半に見せた粘り強いディフェンスからの力強い攻撃は、苦しい中でチーム一丸になってつかんだ新しいゲーム運びになるだろう。レギュラーシーズン残り7試合を戦う武器が見つかった。大阪戦を振り返り、今後の戦いのポイントを解説する。(本社ニュースセンターデスク・舟越幹洋)

大阪エヴェッサは今シーズンこそ西地区5位だが、Bリーグの強豪チームだ。日本人選手、外国人選手ともに実力のある選手がそろい、チームとしてのまとまりがある。特に4月に入ってから、ディフェンスの強度が高まり、東地区首位の川崎ブレイブサンダースに続いて、名古屋ダイヤモンドドルフィンズを破り、琉球には敗れたがわずか1点差と、チームの調子が上がっていた。
▽相手はスサマジ対策を練る
15日の初戦、大阪はスサマジのペリン・ビュフォード、安藤誓哉を徹底してマークし、ディフェンスでボール奪ってから、ゴールに向かって走り込むという早い展開を仕掛けてくる。これは4月8、9両日の広島ドラゴンフライズがスサマジに取ってきた作戦と似ている。各チームがスサマジをよく研究し、対策を取ってきている。


第1クオーターは途中、リードする場面があったが、厳しいディフェンスに苦しみ、小さな連係ミスもあり、22―27とリードを奪われる。

第2クオーターに入って、スサマジはディフェンスのリバウンドをしっかり奪い、...