島根県と鳥取県が25日、38人、39人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。24日確認分。クラスター(感染者集団)は島根で1件、鳥取で「集団感染事例」(7日間で5人以上確認)が2件あった。島根で感染者1人が死亡し、累計死者数は302人となった。
【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移
島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、松江市22人、出雲市8人、安来市と雲南市、奥出雲町、西ノ島町、隠岐の島町各1人。医療機関で診察を受けずに自主検査のみで「しまね陽性者登録センター」に登録した人は3人だった。
新たにクラスターが発生した松江市内の高齢者福祉施設で13人の感染を確認。県内のクラスターは累計1142件。
鳥取県の保健所管内別の内訳は鳥取市3人、米子18人、倉吉18人だった。
クラスター認定に代え、高齢者施設や小中学校などの報告を基に公表している集団感染事例は、境港市の保育所で5人、米子保健所管内の幼稚園で5人が報告された。
累計感染者数は島根16万9441人、鳥取14万3180人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計229床)1・7%、鳥取(確保病床351床)5・7%。宿泊療養と重症者は両県ともいない。(清山遼太、吉金亮太)