島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が26日、50人、53人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。25日確認分。鳥取で「集団感染事例」(7日間で5人以上確認)が1件あった。

 【グラフ】島根、鳥取両県の感染者数の推移

 島根県で診断した医療機関の所在地別内訳は、松江市25人、出雲市、隠岐の島町各5人、安来市3人、浜田市、益田市、大田市、雲南市、邑南町、津和野町、吉賀町各1人。医療機関で診察を受けず自主検査のみで「しまね陽性者登録センター」に登録したのは5人だった。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は鳥取市9人、米子24人、倉吉20人だった。クラスター認定に代え、高齢者施設や小中学校などの報告を基に公表している集団感染事例は、倉吉市の医療機関で21人が報告された。

 累計感染者数は島根が公表済みの感染者1人を取り下げて16万9490人、鳥取14万3233人。病床使用率は島根(即応病床とコロナ患者が入院している一般病床の合計229床)2・2%、鳥取(確保病床351床)5・4%。両県とも宿泊療養、重症者はいない。
(高見維吹、吉金亮太)