政府は「異次元の少子化対策」を掲げ、子育て支援策に力を入れるという。その一方でLGBTを含む性的少数者の「理解増進」法案の制定は与党内で調整がつかず、停滞している。だが、本当に「異次元」の成果を狙いたいなら、この両者をつなげて考えられるくらいであってほしい。

 LGBTなどの当事者は現状では家族や子どもを持つのが難しい。ということは、...