中国電力は16日、家庭向けを含む規制料金について、平均26・1%の値上げを経済産業省に補正申請したと発表した。6月1日から実施する。昨年11月は平均31・3%で申請しており、約5ポイント圧縮した。
中国電の2023年3月期連結決算は純損益が1553億円の赤字で過去最大だった。広報担当者は記者会見で「電気を届けるために必要な値上げだとご理解いただきたい」と話した。
中国電によると、現行料金には、4月に実施された送配電網の利用料に当たる「託送料金」の値上げを反映している。モデル世帯(月間使用量260キロワット時)で値上げ率は27・5%、1667円の負担増になる。












