小学2年生になる友人の息子A君は、ものづくりが大好きで、食事も取らずにプラモデルに熱中する。学校には行ったり行かなかったり。行っても「もう無理だ」と思えば、早退するスタイルをとっている。

 先日、どうしてもコンビニエンスストアの冷やし中華が食べたかったA君は、登校前に計画を立てた。小学校に自分の財布を持っていき、下校途中にコンビニに寄ったのだ。

 念願の冷やし中華を持ってレジに行くと27円足りない。すると、後ろに並んでいた見知らぬ男性が「なんぼ足りん? わしが払ってやる」と足らずまいを払ってくれたという。

 友人は後日、コンビニの店員からいきさつを聞いて驚き、...